みちびき?
昨日高崎から東京に帰る新幹線の中の
販促用?の雑誌に山形の山寺(立石寺)と慈恩寺の
記事が載っていた。山寺は円仁起源の寺、慈恩寺は
行基進言の勅願寺で寺の創立にかかわった人として
名前のわからぬバラモンの木製の立像の写真。
この立像の写真を見て私はすぐにある僧侶の木像を
思い出した。慈恩寺の立像は全体があまりにも風化しているが
顔の輪郭が勝常寺の徳一上人座像にそっくりなのだ。
そしてもう一人慈恩寺の創立にかかわった人物として
空海像の写真がのっていた。
慈恩寺は中国長安の寺。玄奘三蔵がインドから持ち帰った
経典を翻訳した場所として有名。
山形寒河江にあるこの慈恩寺も唯識派(法相宗)の寺として
つくられた。
天平18年(746)聖武天皇の勅命によりインド僧婆羅門僧正が開いた
とされる。
この地域で法相宗が根付かなかった為か開祖の名前もあいまいなものと
なってしまったらしい。けれども、空海がこの寺の草創に関係した
などという記述から徳一上人をこのバラモンと関連付けるのは容易だと
思われる。もっとも、空海が草創に関係したという事実はなく
後世に真言宗系の寺院に転宗したためにそのようにいわれるだけと思われる。
これまで徳一関連の寺院は山形県では高畠の亀岡文殊が北限かと思われたが
どうも慈恩寺はその流れを汲みそうだ。


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